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BISESの歴史 1992年 HISTORY

『創刊』

BISESは1992年5月、婦人生活社発行のインテリア誌『私の部屋』のリニューアル誌として創刊されました。誌名はBISESと書いて『私の部屋ビズ』と呼びました。

『BISES』

ビズ。頬への軽いキスを意味するフランス語です。暮らしの中のあらゆる場面で、頬への軽いキスのようなやさしい感触を大切にしていきたい。そんな思いをこめて誌名にすることに決めました。

『素朴でナチュラルな暮らし』

創刊号の巻頭特集はイギリスのコテージガーデン。もうひとつは『リビングは椅子で決まる』というインテリア特集。庭とインテリアという二大テーマを中心にすえて、花や緑とともに生きるナチュラルな暮らし、素朴だけれど心地よい暮らしを提案していくという基本姿勢は、創刊号から現在のBISESへと受け継がれています。

『非難ごうごう』

ところが、創刊号の'92年夏号が発売されると、読者からは非難ごうごう。編集部に届いた1000通を超えるお便りのうち、約9割が怒りの手紙でした。リニューアルと同時に『私の部屋』時代の手づくり路線を思い切って斬り捨てたためでした。「なぜ、誰のために変えたのか」「編集長はバカじゃないのか」。そんな手紙もありました。

『大ピンチ!』

そんなわけで、創刊号以降は売れ行き不振が続き、発行部数は回を重ねるごとに激減していきました。そして、創刊から4号目の'92年冬号では、とうとう『私の部屋』時代の数分の一になってしまいました。「大ピンチ!」でした。



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