2011年の東日本大震災支援を目的に設立された「3.11ガーデンチャリティ」の活動は、間もなく8年目に入ろうとしています。この間、オープンガーデン・グループをベースに多くの方々から、息の長いご支援を頂き、心から感謝申し上げます。昨年は、小学校や保育園への「子供たちの夢咲かせプロジェクト」をはじめ、老人ホームへの「球根で春を届けよう」の支援地から、次々と届けられた笑顔と花咲く風景、お便りをこのホームページ上で掲載しました。球根花が咲き、緑芽吹くシーンに、気持ちが和む思いをされた方も多いと思います。
「3.11ガーデンチャリティ」はこれから東北への支援に限らず、花や緑、ガーデンによる環境づくりを通じて、支援を必要とする人々(子供、高齢者、障害者など)や施設も対象にして、活動をしていきます。植物の生命力が多くの人たちの憩いと癒しとなることを信じて。
「3.11ガーデンチャリティ」2018年活動の支援先が決まりました!
2018年02月22日
滝乃川学園ガーデンプロジェクトについて
2018年は、東京都国立市の「滝乃川学園ガーデンプロジェクト」を支援させていただくことになりました。
滝乃川学園(http://www.takinogawagakuen.jp/)では、2016年7月から施設の建替えに伴って生まれた500坪ほどの敷地の活用について、学園スタッフ、地域のNPO法人やボランティアなどと一緒に協議を重ねてきました。その結果、学園の利用者の方をはじめ、どんな人も憩うことができる場がとても大切で必要だということになり、滝乃川学園ガーデンを創ることになりました。このガーデンは、訪れる一人ひとりが同じ空間を共有して、それぞれの関わり方・楽しみ方をし、配慮しあいながら利用・交流できる場となることを目指しています。
ガーデンづくりは、2016年11月から熱意溢れるボランティアが集まって、話し合いと実践を繰り返しながら、少しずつ行ってきました。ようやく1年が経ち、滝乃川学園ガーデンは質の高いコミュニティガーデンへと成長しつつあります。ガーデンは公開されており、地域の人々の生活にも浸透しつつあります。
礼拝堂を背景に広がるガーデンには、季節を彩る宿根草や2016年12月に閉園となったくにたち蜜源ガーデンから寄付された蜜源植物が植えられ、今年の春には二度目の開花が見られる予定です。また4月には、庭の一角にボランティアの手で芝生を貼り、憩いや交流のためのスペースを整える計画です。(詳しくはhttp://garden-pt.blog.jp/をご覧ください。)
「3.11ガーデンチャリティ」が今後どんな形でご協力出来るのか、滝乃川学園と相談をしています。これからを楽しみに見守っていてください。
滝乃川学園(http://www.takinogawagakuen.jp/)では、2016年7月から施設の建替えに伴って生まれた500坪ほどの敷地の活用について、学園スタッフ、地域のNPO法人やボランティアなどと一緒に協議を重ねてきました。その結果、学園の利用者の方をはじめ、どんな人も憩うことができる場がとても大切で必要だということになり、滝乃川学園ガーデンを創ることになりました。このガーデンは、訪れる一人ひとりが同じ空間を共有して、それぞれの関わり方・楽しみ方をし、配慮しあいながら利用・交流できる場となることを目指しています。
ガーデンづくりは、2016年11月から熱意溢れるボランティアが集まって、話し合いと実践を繰り返しながら、少しずつ行ってきました。ようやく1年が経ち、滝乃川学園ガーデンは質の高いコミュニティガーデンへと成長しつつあります。ガーデンは公開されており、地域の人々の生活にも浸透しつつあります。
礼拝堂を背景に広がるガーデンには、季節を彩る宿根草や2016年12月に閉園となったくにたち蜜源ガーデンから寄付された蜜源植物が植えられ、今年の春には二度目の開花が見られる予定です。また4月には、庭の一角にボランティアの手で芝生を貼り、憩いや交流のためのスペースを整える計画です。(詳しくはhttp://garden-pt.blog.jp/をご覧ください。)
「3.11ガーデンチャリティ」が今後どんな形でご協力出来るのか、滝乃川学園と相談をしています。これからを楽しみに見守っていてください。
滝乃川学園の沿革
この学園は、1891年に創立された日本最初の知的障害児者のための社会福祉施設です。学園施設や併設されている地域福祉サービスを利用されている方は、幼児からご高齢者の方まで幅広い年齢層にわたり、日常生活への支援、様々な活動への支援等を、利用される方々のニーズに合わせ行っています。この活動は「創立当初からの精神=キリスト教(聖公会)の信仰」を根底としたもので、学園の創立者から変わることなく連綿と受け継がれてきている精神です。現在では、学園敷地内に障害児入所施設、障害者支援施設、地域支援部、認知症対応型高齢者グループホームを設置し、また、グループホーム部は、地域での生活の場である障害者グループホーム約20寮の運営主体として、地域生活の推進も行っています。
創立当初は現在の東京都北区滝野川にありましたが、1928年に現在の国立市谷保に移転しました。当時建設された学園の本館(石井亮一・筆子記念館)は2002年に国登録有形文化財指定、礼拝堂は2003年に国立市登録文化財指定を受けております。また礼拝堂には「天使のピアノ」とよばれている素晴らしいピアノがあります。創設者の妻、石井筆子愛用のこのピアノは、2003年に国立市登録文化財指定されました。また、かつて学園を訪問された皇后美智子様は、「天使のピアノ」で演奏をされています。(Wikipediaに詳しいヒストリーが記載されています)
創立当初は現在の東京都北区滝野川にありましたが、1928年に現在の国立市谷保に移転しました。当時建設された学園の本館(石井亮一・筆子記念館)は2002年に国登録有形文化財指定、礼拝堂は2003年に国立市登録文化財指定を受けております。また礼拝堂には「天使のピアノ」とよばれている素晴らしいピアノがあります。創設者の妻、石井筆子愛用のこのピアノは、2003年に国立市登録文化財指定されました。また、かつて学園を訪問された皇后美智子様は、「天使のピアノ」で演奏をされています。(Wikipediaに詳しいヒストリーが記載されています)
2016年7月の、現在はガーデンになっている敷地。
活用方法の協議から、ガーデンプロジェクトははじまったそうです。
活用方法の協議から、ガーデンプロジェクトははじまったそうです。
小さなことも学園とボランティアが協力し合って行ってきました。
これは大まかな計画を元に、みんなで大地に線を引いてガーデンプランを決めたときのもの。
礼拝堂を背景にガーデンを創りたいという意見を活かしてビスタを通しました。
これは大まかな計画を元に、みんなで大地に線を引いてガーデンプランを決めたときのもの。
礼拝堂を背景にガーデンを創りたいという意見を活かしてビスタを通しました。
2017年5月ごろ。植物を植えて間もないころ。
2017年6月ごろのガーデンの様子。
礼拝堂で、今年初めてのミーティングをする、ボランティアの皆さん。今日のテーマは2月に行われる「滝乃川学園ガーデンプロジェクト1周年報告会」について。アイデアが次々に提案されて話し合いが進みます。
本館(創設者の石井亮一・筆子記念館)。昭和初期を代表する教育建造物です。
これが日本で販売された最古級のピアノ。1885年にデーリング商会が横浜で販売した「天使のピアノ」。
ピアノの正面、中央に赤ちゃんを抱く美しい天使の像が「天使のピアノ」のいわれです。
礼拝堂の前の木を切った事で、建物の全容が現れました。切り株は、椅子になっています。