ようやく9月になり、暑さも収まる頃となりました。 今月15日にはビズ80号(秋)が発売されます。この本には、昨年の東日本大震災をうけ、ビズ誌をベースに設立した「3.11ガーデンチャリティ」の活動結果が特集で掲載されております。全国のオープンガーデン・グループを中心に、多くの庭愛好家から支援金をいただいて実施された“被災地に心安らぐ花風景”を贈る大プロジェクトです。岩手県陸前高田市の2,500坪の斜面地が、多品種の花々の咲き乱れるミックス・フラワー・メドウとなって、かつてのガレキの大地をおおっています。このプロジェクトは地元の小学生や長野県からやってきた小中学生を含む2,000名もの一般ボランティアの協力を得て、実現したものです。メドウのデザインと制作はガーデンデザイナーの二宮孝嗣氏が全プロセスを通し、お引き受けくださいました。
記事タイトルは、
岩手県陸前高田
ガレキの大地2,500坪に花の命が甦る
「奇跡の丘」450日の記録
となっております。「3.11ガーデンチャリティ」が今回試みたメドウづくりのノウハウは、全長500キロに及ぶ被災地に花の命を吹き込むひとつの手法として、公開致します。花風景を愛する日本の皆様に、「希望の種をまく」というシンプルな行為がもたらす大きな安らぎを、あらためて心に留めていただけますよう念じております。被災地の1日も早い復旧復興を願うばかりです。
3.11ガーデンチャリティ
八木波奈子
内倉真裕美
辻本智子