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<子供たちの夢咲かせプロジェクト>
岩手県・大槌町
クロッカス1,000球が鹿のご馳走になった!
2017年06月02日
庭好きの人たちに人気の高いガーデン「ベルガーディア鯨山」は、東日本大震災後、庭主の佐々木格(いたる)さんが園内に「風の電話」を設置したことで、世界のメディアにも取り上げられ、さらに多くの人の知る庭となりました。震災で親しい人や肉親を失った人たちが、もう一度、その方々と話をするための電話ボックスです。その他、格さん、祐子さん夫妻は、園内に子どものための「森の図書館」を建てるなど、地域に根を下ろした活動をして、やがて庭は近隣の皆の大切な場所になっていきました。

昨年の11月、3.11ガーデンチャリティは「ベルガーディア鯨山」の「木っ木の森」に仮設の「鵜住居幼稚園」(うのすまいようちえん)の園児たちと、1,000球のクロッカスを植えました。皆で春の開花を楽しみにしていました。ところが、今春、黄色い可愛いクロッカスの花が咲き始めたと喜んだのもつかの間、鹿がやって来て、あっという間に、花も球根もきれいに全部食べられてしまいました。格さんも何時、どの瞬間に食べられたのか全く気付かなかったと、残念がります。というわけで、ここのクロッカスは子供たちが見に来る前にきれいに無くなってしまいました。
岩手県大槌町 ベルガーディア鯨山
佐々木格さん、祐子さん夫妻
白い電話ボックスが「風の電話」です。
絵本から抜け出したような洋館が、格さん手作りの「森の図書館」です。
鵜住居幼稚園の園児たちが
一生懸命クロッカスを植えました。
皆それぞれに小さな軍手を持参して来てくれました。
もう帰りの時間。今日のおやつは特製焼き芋でした。
クロッカスの球根が全部鹿のエサになりました。
黄色いクロッカスが咲き始めました。
佐々木さん夫妻の家が見えます。
少し前にこの辺りで捕獲された鹿の角を持つ格さん。
丸太で作った鹿のオブジェ、
これなら可愛げもあるけれど。
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