今年の5月、宮城県石巻の雄勝地区に色鮮やかななワイルドフラワー・メドウ(花の野原)が誕生しました。何種類もの花が次々と咲きだして、毎日少しづつ野原の色が変化して行きました。ここは徳水利恵さんのお母さまが住んでいらした場所。でも、あの津波で町は壊滅。娘の利恵さんが仙台の泉緑化社長、鎌田秀夫さんに相談して“雄勝復活のスタートラインに立つために、ここにきれいな花をいっぱい咲かせたい”と希望を語りました。
鎌田さんの頑張りに3.11ガーデンチャリティも協力して、見事520坪のメドウが完成したのです。たくさんのボランティアの方々や地元の人たちが力を合わせ作業に当たりました。
花は利恵さんの思いを叶え、このメドウづくりをきっかけに、人々の気持ちが復活を目指して、まとまりを見せ始めているのです。硯の生産地として有名な雄勝は、2012年10月にリニューアルオープンした東京駅の屋根材(スレート)の供給もしています。この地に再びたくさんの笑顔が戻ってくるために、メドウの場所には具体的な未来計画の設計図が描かれようとしています。
写真にある花文字は、スレートで縁取りされた「I ♡ O」(アイ・ラブ・オガツ)。1日も早く、希望に向かってスタートされますように。(写真は徳水利恵さんです)
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