岩手県 陸前高田より
そこここでメドウ種まき中です!
吉川三枝子
そこここでメドウ種まき中です!
吉川三枝子
2013年06月20日
陸前高田駅前の地にメドウの種をまく二宮さん。今年の春もガーデンボランティアの努力で花がいっぱい咲きました。
昨年は岩手の被災地に素晴らしい花の景色をプレゼントしていただき、ありがとうございました。陸前高田の「奇跡の丘」で見せていただいた、種をまくだけで一面の花畑ができるというメドウづくりの手法は、今年陸前高田の他の浸水地域などでも取り組みの輪が広がりました。現在、住民の皆さんをバックアップしていただいているのが、(公益社団法人)日本家庭園芸普及協会です。「奇跡の丘」で使った植物を中心に“花いっぱいミックス”を作って寄付していただき、「奇跡の丘」で活躍した吉田正子さんの花壇を始めとして、森の前地区など数カ所にまきました。先日は3.11ガーデンチャリティから二宮孝嗣さん(前作のメドウを成功させたガーデンデザイナーで“隊長”の愛称がついた)を派遣していただき、夏ミックスの種まきをしました。東北の被災地はまだまだ厳しい状況が続き復旧にも時間がかかりますが、吉田正子さんは昨年1年をかけてオープンガーデンを復活させました。ぜひ現地でがんばる花仲間に会いにきてください。
長野県飯田市からのジャーマンアイリスを植えたり、北陸学院大学や地元の人々が集まって。
種団子(たねだんご)を作って、メドウのミックス種を広めました。
メドウを作るには、まず花の種をブレンドしなければなりません。そこで生まれたのが、手軽に誰にでも小さなスペースにもメドウが作れるアイデア「種団子(たねだんご)」です。この中にはミックス種と土と肥料が混ざっているので、あとは地面をへこませて置くだけ。団子状(直径3センチ程)になっていればまいたばかりの種が風に飛ばされる心配もありません。日本家庭園芸普及協会では、イベントなどでグリーンアドバイザーの指導のもと、この種団子作りを教えています。