9月、10月は海外取材が2本も入っていて、この世情不安の折からドキドキでした。9月4日から9日までがイギリス。次号から始まる連載企画、チャールズ皇太子の庭、ハイグローブ訪問が目的の旅でした。もし、この日程が数日遅かったら‥‥私の訪問予定も多分、キャンセルになったことでしょう。編集作業のスケジュールをにらみながら、エイ、ヤッと決めて空けた6日間。この取材がこの先の連載を左右すると考えれば考えるほど、神さま仏さまに感謝の気持ちでいっぱいに。旅はお天気にも恵まれ、上々の首尾。今回の旅は、ボタニスト(辞書では植物学者とあります)荻巣樹徳氏とご一緒で、帰りの飛行機の中でも「忘れないうちに話をまとめよう」と延々とインタビューを続けました。結果は、11月16日発売の冬号をご覧下さい。ガーデンフォトグラファーのアンドリュー・ローソン氏がヘリコプターに乗って撮影した写真から始まります!
10月は7日から13日まで、副編集長の鈴木がオーストラリアに行ってきました。こういう企画は早々に決定されているものだから、ドタキャンは許されません。編集長の私は出発前の鈴木に恐る恐る言いました。「成田でいつもより高額の保険をかけて行くのよ」。13日、土曜日の早朝、彼女からの電話で叩き起こされました。「今、帰りましたッ」元気のいいこと。一児の母なのです、鈴木は。この記事は多分、来年早々にお目見えします。
第14話 「海外取材、神さまありがとう」
2001年11月04日