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大改修をおえて、東京都庭園美術館で記念展開催

アール・デコ・リヴァイヴァル!
大改修をおえて、東京都庭園美術館で記念展開催

2018年04月05日

3月28日の夕刻から目黒の東京都美術館で、「アール・デコ・リヴァイヴァル!」の内覧会が開かれました。西洋庭園の整備、アール・デコ様式の重要文化財旧朝香宮邸内(美術館本館)のエレベーター設置、新しいレストランの建設という大改修工事が終了し、いよいよ複合的な文化発信の拠点として新しい出発となりました。

春宵一刻、値千金…‥月明かりのもと満開の桜に迎えられ、長い玄関アプローチを進みます。かつては儀仗兵に守られたきらびやかな馬車が通った道です。館内は1930年代のフランス人デザイナーによるアール・デコ様式の美しい内装の部屋が続きます。戦後、吉田茂がこの館を愛し、外相時代、首相時代を公邸として多くの外国人要人たちを迎えました。 

「アール・デコ・リヴァイヴァル!」では2つの展覧会「建物公開 旧朝香宮邸物語」と「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」(こちらは新館で展示)で、構成されています。各展覧会に合わせて書籍の発刊も行われています。

『旧朝香宮邸物語』(アートダイバー)1,800円
『旧朝香宮邸物語』より、マックス・アングランによる大客室エッチング扉。
『旧朝香宮邸物語』より、1階大客室、1933年。
『鹿島茂コレクション フランス絵本の世界』(青幻舎)3,200円
『鹿島茂コレクション フランス絵本の世界』表紙袖(折り返し)イラスト。
アール・デコ・リヴァイヴァル!
東京都庭園美術館
開催日:2018年3月21日から6月12日まで
休館日:第2・4水曜日
入場料:一般900円
開館時間:10:00−18:00
住所:東京都港区白金台5−21−9
最寄り駅:JR山手線、東急目黒線の目黒駅、都営三田線、白金台駅
ハローダイヤル03-5777-8600
東京都庭園美術館 HP

執筆者プロフィール

ガーデニング誌『BISES』の元編集長。創刊から休刊までの146冊、25年間務めました。1997年流行語大賞トップ10に選ばれた「ガーデニング」は、私が全国に広めた言葉です。これはGARDENINGをカタカナにしたもので、造語ではありません。今では日本語として立派に定着しましたね。