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もしかして、ここはパワースポット?

岩手県レポート(1)
もしかして、ここはパワースポット?

2017年06月14日

「ガーデン&マーケットin 東和」のイベントで、
宮沢賢治ゆかりの花巻市に行って来ました。
イベント会場は東和ビオガーデン。グロッセ・リュック&世津子夫妻の庭と園芸療法が磁石のようにたくさんの人を引き寄せるのか、花巻には植物エネルギーが充満していました。
ここって、植物界のパワースポットかもしれない。
初日の夜は懇親会で、ビールをたくさん飲みました。

地元で聞いた、なるほどと納得の話をひとつ。
”花好きの宮沢賢治が珍しい洋花をたくさん買ってガーデンを創ったから、岩手には庭文化、ハイカラな暮らしが根付いている!”というもの。
そういえば、大昔、BISESで宮沢賢治の特集をした時は、取材で次々と出てくる賢治像が、あまりに新鮮でビックリしたことを思い出しました。

翌朝、レストランで食事をしていたら、女性が話しかけて来ました。
「八木さんは以前、小岩井農場をBISESで取材するって約束してくれたのに…‥(休刊になっちゃって)」、グサッ。思い出しました。宮沢賢治と小岩井農場のことを熱く語ってくれた方でした。それは私好みの話で、本当に残念。
ガーデンがらみの文化的な話題って、本当につきないのです。そして、ガーデンを取材していると、日本人の自然観や美意識の深さ、高さに興奮することがよくあります。グレイトな民族だわ。


大好きな黄金アメリカキササゲの下で、グロッセ・リュックさん。

パネルディスカッションでご一緒した花巻市長の上田東一さんと。


無農薬でバラを育てる本を出版して人気の梶浦道成さん。


昨年、ビズのショートインタビューで、強い印象を受けた吉池恵さん。


クレマチスナーセリーの及川洋磨さん(右)は
今回、市長さんとご一緒するパネルディスカッションに初参加。
「緊張しています!」ですって。


夜の懇親会です。「私の部屋」「BISES」を語りあげてくださった人々と。


筋金入りの女性ガーデナーともご一緒。梶浦さん(男性)は、
かつてビズ・ガーデン大賞で特別賞を受賞した人。
「おかげで…‥」なんて言ってもらいました。


手前左がガーデンプランツ工藤さん。
中央奥にグロッセ世津子さん。
グリーンのTシャツが実行委員の皆さんです。

執筆者プロフィール

ガーデニング誌『BISES』の元編集長。創刊から休刊までの146冊、25年間務めました。1997年流行語大賞トップ10に選ばれた「ガーデニング」は、私が全国に広めた言葉です。これはGARDENINGをカタカナにしたもので、造語ではありません。今では日本語として立派に定着しましたね。