35号の春号でおそるおそる特集を組んだ「華麗なる復活、シャクヤク伝説」ですが、読者の皆様のご意見は”YES !”が多数派でした。編集後記にまで熱く語ったシャクヤクへの想いは、日本園芸界長年のジンクス「シャクヤクなんて売れないよ」を見事くつがえし、ビズ発売直後(3月16日)から、プロたちによるシャクヤク生産地への問い合わせもしきりとか。ちょっとした異変のようです。来年はシャクヤクの苗が日本中に潤沢に出回ることを期待しましょう。それにしても、この特集で旧来のシャクヤク・イメージの一新を図った編集部の根性、力の入れ方はちょっとしたものでしたよ。フランスのモネ、アメリカのターシャ・チューダー、日本のガーデンデザイナー諸姉などなどの人気者を総動員し、英国ガーデンシーンの数々も入れ、英名ピオニーを連発するなど、後々の語りぐさになりそうなくらい。でも、その結果、素敵、きれい、の目線を読者の皆様と共有できるのは、編集者冥利に尽きるというものです。これからも、ビズは時々、こんな仕掛けをしてみたいと思っております。
第22話 「シャクヤク新伝説、生まれる?!」
2005年04月20日