盛夏号(85号)の見本誌が出来たその日に、凸版印刷のご担当者から電話が入りました。“水の色、風のそよぎ具合、夕暮れの灯り、などの刷り上がり状態はいかがでしたか?”仕事への責任感と完璧を望む目線が熱い! 今号は特に、印刷次第で読者に特集意図の“涼やかな気持ちよさ”が伝わるか否かが決まる。このやりとりで、編集側が印刷会社の技術者さんたちに、かなりの無理難題をお願いしていたことがお分かりいただけると思います。今年の夏は本当に暑い! だからこそ、ガーデンでは水の活用が求められます。また、日没後のムーディなライトも重要な働きをするのです。本当に、ガーデンが涼しくなるあの手この手を、徹底的に集めました。
注目ポイントのひとつは、ナチュラル・スイミング・プール、ナチュラル・スイミング・ポンド(池)というシステムが、誕生していることです。まだまだ一般家庭への普及とはいかないかもしれませんが、薬品で水を消毒することなく、きれいな水を循環させる技術に関心が高まっているのです。これからのリゾートに欠かせない自然派絶賛の施設として広まったらいいですね。
今年は世界で最も権威ある“チェルシーフラワーショウ”が輝く100年という節目を迎えました。ビズからは副編集長が取材のためにロンドンに飛びました。プレスのための撮影時間はなんと早朝5時半から解禁。超真面目にその時間に入場した彼女から、「まだ、どこの会社も来ていません。1番乗りで〜す」とがらんとした会場入り口の写メが編集部に届きました。1日500枚の写真を撮った、徹底レポート、ぜひ見て読んでくださいませ。