庭の彩りも乏しくなる11月、ガーデナーにはまだまだ楽しみがあります。BISES冬号には「イギリスの作家たちの庭」が登場しています。ミステリーの女王アガサ・クリスティ、天才劇作家にして詩人のウィリアム・シェイクスピア、さらに児童文学のロアルド・ダールといった面々。豪華な特集です!ロアルド・ダールは映画「チャーリーとチョコレート工場」の原作者といえば、ご存知の方はたくさんいらっしゃいますね。あのちょっと不思議な世界がお得意の作家です。
ガーデンには庭主の好みや人柄が色濃くにじみ出ています。眺めの良い高台のサマーハウスには、シダを始めとするエキゾチックプランツが茂るワイルドな庭。アガサ・クリスティーは夫と二人でこの庭を作り、そして自分のミステリー小説にも登場させているのです。ここを訪れたい観光客は彼女の名前をデザインした古めかしいバスで出向くか、船着き場から乗船して短い船旅の終点、サマーハウスへと向かうという選択をします。
シェイクスピアは夫婦仲の悪かった妻、アン・ハサウエィが娘時代を過ごした家。のどかなワイルドフラワーも咲くコテージガーデンです。ロアルド・ダールは自邸をジプシー・ハウスと名付け、庭にはジプシーワゴンがドーンと居座っています。さすが英国、文学作家たちがこれほど庭に思いを寄せているとは!庭の楽しみ方って、本当に幅が広い。ぜひ、書店でお求めください。
[その他——冬号の見所]
◯ガーデンセラピー・地域の「かかりつけ医」が作った、患者さんと看護師たちための華麗なるローズガーデン/
◯バラの庭2年間のメイキング記録by河合伸志/
◯街を彩るハンギングバスケット・全国に教室や講座があります。手軽にガーデニングを楽しみませんか?/
◯小さな庭の樹木考・バッチリ実用、日本の美意識が目覚めます!/
などなど、バラエティにとんだ自信のコンテンツが目白押しです!!
ビズNo99冬号 今号の見所をお知らせします!
2015年11月16日