必見です![新シリーズ]ガーデンセラピー 編集部裏話
ガーデンは本当に奥が深く、間口も広い。
創刊から22年も編集していて、またまた新ジャンルを開拓できるなんて奇跡だと思います。科学の進歩が人間の感性をガッチリと理論づけてくれる、おもしろい時代になったのです。BISESはこれまでどれほど“感じる”ことの大切さを語ってきたことか。“花の香りに包まれて幸せを感じる”“風のそよぎ、鳥の声ほど心安らぐものはない”などなど。ここにきて、ガーデンの身体に及ぼす効用が医学的にも証明されるとは、驚きです。
さて、編集部では、このテーマを始めるにあたり、興味津々で関連書籍、DVDなどを広く集め、熟読&鑑賞しました。かつて肉親の介護を経験し、今また高齢者と暮らす日常にある私には、ピンと来ることがいくつもありました。そこで、香りの効用とカイロプラクティックで教わったストレッチを組み合わせて、自家製統合医療の実践をスタートさせました。人生何でもアイデア勝負! 現在87歳の同居人の変化は人に語らずにはいられない、といったところ。人間の体って、不思議な潜在能力があるのですね。
シリーズ第一回は、レモングラスの香りが前頭葉に到達して何が起きるかとか、世界の病院の庭が近頃どんなに素敵なことになっているのかなど、ガーデン愛好家の皆様には是非とも読んでいただきたい内容に仕上がっています。共鳴していただければ、私たちが超高齢化社会の主役になる頃には、日本の老人を取り巻く生活環境も大きく変わるというものです。これはもう、ライフスタイル誌の究極のテーマだなあと思っています。
BISES No.91(盛夏号)が7月16日発売
2014年07月16日