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美しい現実の庭づくり

2010年11月16日

ホームページが全面的にリニューアルされました。

読者の皆様と編集部をつなぐ場として、「ガーデナーのフォトギャラリー」を新設し、書き込みも出来るようになっています。このギャラリーが全国のガーデンや自然を愛するたくさんの人たちとコミュニケーションを深め、素敵な人の輪が広がっていくことを願っています。

11月16日、ビズ冬号(69号)と『吉谷桂子の小さな庭のためのガーデニング術』が2冊同時に発売されました。どちらも庭づくりのテーマは“小さな庭”です。長年お付き合いいただいている読者の皆様はよくご存じのことですが、『ビズ』は20年近く前に日本で初めて英国庭園の紹介をシリーズ化し、フラワーガーデンの普及につとめた雑誌です。広大な庭園の数々はこの世のものとは思えぬほどに美しく、多くの人々をガーデン世界に誘うことができました。
そして今日、私たちは小さなスペースでも、緻密なガーデンが作れることを体得しました。蒸し暑い気候風土でも、上手に植物を選んで組み合わせ、素敵なガーデンを創れる術を身につけました。想像だにしない美しい感動のヴィジュアルに触れたからこそ、ここまでの努力が出来たのだと信じています。

すこし遠回りだったと言う人がいるかもしれませんが、編集長としては、これでよかったと満足しています。四季折々、自然界の織りなすマジックの魅力は、私たちのDNAにしっかりと組み込まれています。これから、日本のガーデン・スタイルをクリエイトし、楽しんでいく時代が始まるのです。

来年、ビズは創刊20周年を迎えます。

美しい現実の庭づくりをこれからの目標に、新しい一歩を踏み出したいと、編集部スタッフ全員がテンションを高めております。これからも、ビズをよろしく、そしてホームページを存分にお楽しみください。

執筆者プロフィール

ガーデニング誌『BISES』の元編集長。創刊から休刊までの146冊、25年間務めました。1997年流行語大賞トップ10に選ばれた「ガーデニング」は、私が全国に広めた言葉です。これはGARDENINGをカタカナにしたもので、造語ではありません。今では日本語として立派に定着しましたね。