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モネの庭——リニューアルのお披露目 パリ・荒井好子さんからの便り

2019年05月13日

4月末頃、パリに住む荒井好子さんから素敵なメールが届きました。荒井さんはBISESにパリ情報を送ってくださっていたジャーナリストです。そこには、ジベルニーのモネの庭から“プレス特別ご招待”が届いたので、 久しぶりにモネの庭に行ってきました、とありました。

近年、モネの庭はあまりにも人気が高く、その人数に対応するために少々リニューアルの必要が生じて、今回のご招待はその工事が終了したお披露目会だったそうです。プレスの人たちに日頃の感謝の意味でのご招きとか。美味しいランチ付きだったそうですが、「特に記事にしていただかなくて結構です!」とは優雅なお話。

これ以上お客様を呼び込む必要はないようです。でも、BISESのホームページと八木のフェイスブックに掲載したい、とお願いしたら、快くたくさんの写真をご提供いただきました。最新のモネの庭、花溢れる夢の園をごらんください。

たっぷり手入れをして、モネが愛した花々の咲き乱れる悦楽の園を維持管理するヘッドガーデナー以下、スタッフの皆様の至福のお仕事。印象派の優雅を味わってください。この頃では、花いっぱいの庭は時代に合わないと、敬遠されてちょっと悲しい。花の彩に浸れるほど、心が解放されることはないのに・・・。
「あらためて、モネの美意識を感じました」と、荒井さんからの感想が添えられていました。

写真提供:©Fondation Claude Monet Giverny

執筆者プロフィール

ガーデニング誌『BISES』の元編集長。創刊から休刊までの146冊、25年間務めました。1997年流行語大賞トップ10に選ばれた「ガーデニング」は、私が全国に広めた言葉です。これはGARDENINGをカタカナにしたもので、造語ではありません。今では日本語として立派に定着しましたね。