<その1>
このところ編集作業もすっかりデータ入稿に移行して、現場の高齢者(?)は肩身の狭い思いをしています。そうなるとパソコンを巧みに使いこなす若者たちが、まぶしく見えて内心歯ぎしりの日々・・・。ところが今年の一月、その高齢者(!)がインターネット上で思わぬ快挙を成し遂げたのであります。
日本経済新聞のホームページ『bizキャリア ビジネスパーソン半生記』というコーナーに私、ビズ編集長が1カ月4週にわたり登場したのです。結果を聞いてビックリ、この記事が大人気でヒット数の記録を作ったと、担当された記者の方から教えていただきました。どんなことが書かれていたのか、ご興味のある方は、どうぞ覗いてみてください。
『日経bizキャリア ビジネスパーソン半生紀』
http://bizcareer.nikkei.co.jp/contents/skillup/0501bpn_yagi/
<その2>
ビズは写真がきれいとよく言われます。感動はまずヴィジュアルからという編集方針に変わりはなく、とにかく世界の果てからでも望みの写真は手に入れる根性でやっております。しかし、たまに最良の状態とは言えない写真を使う時でも、この頃は凸版印刷の腕を信じて安心しておまかせしてます。微妙なビズ好みの色出しはもちろん、コンピュータ技術を駆使して「夢世界」の創出も思うまま。とはいえ、コンピュータも使う人次第、校了時の最終打ち合わせには、現場の技術者4〜5人がずらり勢揃いして編集部にお出でましとなります。現代のテクノロジーもつまるところ、人か。のんびりとした植物時間をテーマにする雑誌の、人間力とコンピュータによる共同作業です。
あまりにも古い話で恐縮ですが、私が編集者になった頃は、編集現場にコピー機すら無かったことを思うと、ホント、隔世の感ありです。
第21話 「コンピュータ話」
2005年02月28日